まず、防犯に完全は無いという事を頭に入れておいてください。
| どんなに防御したつもりでも、彼らは貴方のすぐ側で気長に油断やスキが生じるのを待っているのです。
まず狙いにくいと思わせること、これが防犯の基本です。 |
| 「不落の城」になる必要はありません。「難航」だと思わせることが、彼らの犯行を未然に防ぐ最大の防御になります。 防犯グッズの設置はもちろん、犯行に及びにくい環境作りなど心理的圧力をかけることもかなり有効です。 最近の犯罪の傾向としては近年、一般の住宅を標的にした侵入窃盗犯罪が増加しています。 その認知件数も全国で年間15万件を突破するという急増ぶりです。件数の増加と共に、その傾向も多様化しています。 ニュースなどで取り上げられることの多くなった「ピッキング」。特殊な工具を使って、鍵を破壊せずに開けてしまう方法です。これはマンションなどの共同住宅への侵入手段として最も多い手口です。 進入窃盗の手口で多いのは「ピッキング」(46.4%)、についで「ガラス破り」(21.2%) カギの締め忘れ等の「無締まり」(15.2%)、バールなどでドアをこじ開ける「錠破り」(1.9%)などがあります。 |
| 深夜や留守中の防犯にだけ気をつければよいというものでもありません。 日中、在宅中にもかかわらず、被害に遭うことも少なくないのです。 引越しのあいさつを装ったり、宅配業者や集金人になりすまして警戒心の薄い主婦やお年寄りを狙った強盗が増えています。ご丁寧に作業員や宅配業者の変装をして犯行に及ぶ輩もいるようです。このような強引で周到な犯罪に対処するためには 「ドアを開けない。」 ことが一番です。ドアののぞき窓から相手を確認することはもちろん、安全が確認できるまではいかなる時にも ドアチェーンを外さないことが防犯の第一歩です。いざと言うときのために、玄関付近に防犯ブザーなどを準備しておくことも必要かもしれません。「油断している。」「警戒心が無い。」と思われたら最後、恰好のターゲットになってしまいます。ドアを開けず、慎重に振舞うことで、相手に対して「防犯の意識が高い。」とアピールすることになり、犯罪を未然に防ぐ可能性が高くなります。 また、犯罪者とは言えませんが、しつこい押し売りまがいの悪徳セールスマン対策も考えなくてはなりません。 玄関先や門柱に「セールスお断り」「猛犬注意」などの札を貼る、インターホンを設置するなどの対策もありますが、悪徳セールスマンは「注意札は無視せよ!」「インターホンは鳴らさず、直接ドアを開けよ!」という教育を受けています。 やはり、むやみにドアを開けないというのが最善の方法のようです。マンションなどの集合住宅の場合、オートロックのドアに住民の後に続いて入り込もうとしているのを見かけたら「どちらに御用ですか?」などと声を掛けることも必要でしょう。 朝から晩まで、犯罪の危険性にさらされてる様な暮らしにくい時代になりました。しかし必要以上に恐怖・不安を感じる必要はありません。「何が起こるかわからない。」という現実を心の片隅に刻んでおけば、おのずと防犯の意識は高まっていくものです。 |
| ピッキング犯罪や自動車窃盗の手口などが、各メディアを通じて大々的に紹介されることが多くなりました。 同様に、それらの犯罪を防ぐ方法、最新の防犯器具の紹介も盛んに行われています。 窃盗などの犯罪件数が上昇し続ける今、ドラマやニュースの中の出来事でしかなかった犯罪が、急速に身近なものになりつつあるのは事実です。 莫大なお金をかけて自宅を「不落の城」にするだけが防犯ではありません。ちょっとした工夫で犯罪の被害から逃れることは可能です。しかし、残念なことに犯罪の手口は日に日に進化し、高度化・組織化を続けています。 |
| 「自分は大丈夫。」などの甘い認識は捨てて、 防犯に対する意識を一人一人が高く持ちたいものです。 |